「考えてやる!」と「教えてもらった通りにだけやる!」の違いでやる気が変わります
教えられた通りに仕事をしよう!
自分で考えて仕事をしよう!
仕事をしているとどちらの意見も混在します。
順序の話で、前者であれば新人時代で何もわからない時に
外からだとわからないようなやり方や会社独自のルールにおいて
まずは教えてもらった通りに実践をする必要があります。
教えられないと分かり得ない内容だからです。
後者に関しては
上記のようなステップを経て、仕事にある程度自分の色を出せる状態になった時期に求められます。
もちろん、簡単なことや立ち振る舞いなどは自分でかんがえなければいけませんが
仕事の仕方であればこの段階で周りと差を付けられるかが勝負になります。
変わらずに前者のままでいると大きな壁にぶつかります。
「仕事」だけで考えると
モチベーション高く取り組めるのはどちらでしょう?
様々な職場環境があり、成長のしやすさにも個人差があって
教える側としてどのようにしてあげるか?はとても難しいです。
加えて、仕事だと結果を求められます。
一人のパフォーマンスが冴えないとチームで補填する必要がありますよね。
あまりにも結果が出ない場合は全部やってあげたり
ただ居ればいいような状態を作ってあげる場合も多くあります。
そのような状況で本人はモチベーションが維持できるでしょうか?
絶対的な勝ちパターンがあったとしても
そのような状態だと
「何もしていない私は必要だったのだろうか?」と疑問視してしまいます。
退職理由によくある職場に存在意義を見出せないというやつです。
ただ、結果はついているので表面上は良く見えます。
結果が出たから本人も満足をしているだろうと周りは心配しません。
しかし、その結果を出すまでの過程に満足が出来なくて自信を失くしてしまう人を沢山見てきました。
誰もが結果を出したい
自分の実力で評価されたいと思っている中で
結果がやる気を維持させるわけではなく
考えながら頑張って結果に加担したという過程が
言い換えれば
「役割」があったから自信を持てます。
仕事の相談をするとして
全部やってくれる人もいますし
アドバイスをくれる人もいます。
前者に頼んだほうだ楽なのは間違いないですが
その過程で学ぶべき内容は学べずに出来ないままキッカケを逃してしまいます。
先回りで全部やってくれている人もいますが、受け止める側は信用されていないとも感じていることも多いです。
お節介だなーと思っていたらあまり深く関わらないのは
自然に自分にとってのブレーキになってしまうとわかっているからでしょう。
ただ、「その人の業務の範囲内で」出来る仕事を先回りしてやってくれる場合は
ものすごく仕事が出来る方なのでその区別をつけることで学ぶべき対象を見つけることも出来ます。
テンプレートで毎回同じやり方の繰り返しでも、それは個性を活かした役割ではありません。
結果だけ出ればいいと思うなら良いですが
いざ何か起きたときに自分の実力が露出してしまって自信を失くしてしまったり
結果からの自信だけで中身が伴わないと、部下が出来たり頼られる側になったときにメッキが剥がれます。
なので自分で成長への意識を持って仕事をしている人はそのキッカケをむしろ大切にします。
アドバイスに関してもその人が何を出来て何が出来ないか?を把握していないと出来ませんので
そういった情報の発信も日ごろから行っています。
自分で考えさせることに固執すると放置していると思われてしまい
1から10まで面倒を見るといつまでも新人扱いだと思われたりお節介だと思われてしまう。
バランスが非常に難しいです。
そんな中でこそ選択肢をもって役割を与えることが大切で
選択肢を考えられる状況にするためにも自分から自分の情報を発信することが重要です。
頼りっぱなしは嫌でもこういった部分は
無意識に相手が察してくれると頼りがちになってしまいますので
まずは相手が役割をコーディネートしやすくなるような内容は発信していきましょう。
それで極端な対応が起きないように周りを動かせる可能性は高いですし
知らないから生じるイライラを軽減できます。
一つの考え方として参考にしていただけましたら幸いです。
0コメント