縛られることなく自由に仕事をしたい!どんな環境が「自由」なの?【働きやすい職場】
沢山の会社があり様々な働き方があります。
縛られることなく自由に仕事をしたいという声をよく聞きますが
そもそも自由に働ける環境ってどんな環境なのでしょうか?
筆者も自由に働きたい!と憧れていた時期はありました。
在宅勤務やリモートワークだがら誰も見ていないから自由なのでしょうか?
実際に近い環境で働いた経験から今回はご紹介します。
まず、「自分で考えて」仕事を出来る環境はほとんどです。
考えないで仕事をするほうが難しく、何かしら考えてはいるはずです。
その「考える」内容が違う点で異なってきます。
仕事がシステム化されていてやることが決められている環境は
作業効率を上げたりするために頭を使いますが
何かを決める際には「許可」が必要です。
仕事を円滑に進めるためにどのように許可を取るのかを考えます。
会社は組織ですので、好き勝手にやっているとまとまりません。
言われたことをしっかりやることで立場も成り立つ環境とも言えます。
それに対して
「自分で決定できる」範囲が広い環境は自由だと言えます。
決められる・決めていい事項が多い=裁量が大きい環境です。
どの環境でも決定権を持つ上長は自由かというとそういう話ではなくて
一般のプレイヤーに対してもある程度の決定権を与えていて役職問わず一人当たりの範囲が広い状態で
話の規模によっては許可が必要になりますが
一定のルールがあってそのルールの中で自分で決められることの範囲が広く
何をすべきでそのためにどういった決定をすべきかを考えます。
自分の考えで仕事を組み立てられる状態です。
ただし、どちらも仕事を任せられている点とその仕事に対して責任を持つことは共通しています。
つまり、雇われているということですね。
なんでも好き勝手にやっていいよ!だと組織として成り立ちませんので限界はありますが
責任の広さが変わってくる点は注意しないといけません。
KPIなどの目標数字として求められる内容も変わってきます。
結果を出せば良いという環境は結果にシビアですが、その分実績も努力次第で見返りも大きいことが多いです。
自由な環境であれば自分自身で「決めなければいけない」ということでもあって
システム化された環境と比較すると決める際に必ず誰かに報告・相談をする必要がないため
決断に対しての責任を負う対象も異なります。
社内の誰かが助けてくれる機会を作れるかどうかも自分次第になってきます。
決まったレールではないので目標を立てられなければ進むべき方向を見失ってしまいますが
仕事のキャリアという点で自分自身で目標を立てられて都度決定をしながら動ければスピードがあがります。
結果にシビアですので結果に応じて立場が明確になることも多く
誰かを待って確認をして都度立ち止まる必要がないからです。
どちらが楽とか厳しいとかいう話ではなくて
どちらが働きやすいかは相性があります。人によってどちらも良い環境になりますし悪い環境にもなり得ます。
上長から怒られないこと、指摘を受けないことが自由だと考えるのであれば
組織に属する以上はそのような環境はほとんどないので
別の視点、上手く立ち振る舞う方法や結果を出して文句を言わせないために何をすべきかを考える必要があります。
何重にも確認があって全く自身の裁量がない場合は、それこそ結果を出して立場を上げて、確認頻度が少なくなることが
仕事で動きやすくなっている状態とも言えます。
自分で決めるためには知識と経験が必要ですが、なによりも自発的に行動を起こせることが条件になります。
仕事を待っているスタンスではなく、仕事を取りにいくスタンスの場合は合っているでしょう。
仕組みの中で役割を全うするには待つ姿勢も大切です。「待てる」ということも一つの適性です。
今までの経験、特に仕事のやりにくい部分などから見えてきますが
仕事を進める上でしぶしぶ足を止めざるを得ずにペースを乱され失敗をしてしまった状況などから
その部分を取り除くという視点で自分自身にあったスタンスも見えてきます。
決めることが出来れば大きな実績を残せたのか?
決定を急かさずに待たせてくれればミスをしなかったのか?
もし、自由な環境のほうが合っていると思った場合でやり辛さから転職を検討している場合や
自由と聞いていて入社をしたばかりの会社が本当にそうなのか疑問を抱いたら
漠然と「自由な環境」かを確認しても、何に対して自由なのかわかりませんし
解釈次第になるとギャップが必ず生じます。
一つの判断材料として「どこまで自分自身で決められるか」範囲に注視してみてください。
新しい職場での自分の動ける範囲をまずは理解をして
行動の線引きをするためにどこまで自分で決めて良いかを意識することも上手に働いていくために必要です。
なんでもやって良いわけではなく
何もやってはいけないわけではなくて
今の環境でのそれらを理解して適切な行動が出来るかどうかが差をつけるポイントでもあります。
是非、参考にしてみてください。
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