仕事で壁にぶつかった時に大切なのは基本に戻ること!無理な応用が失敗する理由
仕事で困った時に大事なことってなんでしょう?
4月からもう半年が過ぎようとしています。
色々な変化が起きる状況でやり方などは大きく動いていますが「働く」ということは変わりません。
仕事って上手くいかないときも多いですよね。
思った通りにできなかったり、自信を持って臨んだけど結果につながらなかったり。
むしろ上手くいかないことのほうがおおいでしょう。
上手くいかなかったり、なかなか結果が出ない時に皆さんはどういう対策を考えて実行しますか?
言い方を変えれば、壁にぶつかっている時にどのように乗り越えますか?
新入社員の皆さんは早く結果を出すための手っ取り早い手段に挑戦したりする時期が遠くない未来にくると思います。
その内容が難易度の高いテクニックだとしたら
それを実行することが目的になってしまって
結果が二の次になってしまうことがあります。
入社して数年が経って伸び悩んでいる人も大勢いて、同じように次のステップと考えて奇策だったり難易度の高い「飛び道具」となるテクニックを習得しようとしますが、結局は結果につながらないことも多いです。
そういった、壁にぶつかった時に何をまずすべきか?を考えると、実は答えは自分で既にわかっている部分にあります。
スポーツで例えると
基礎体力があって大技の効果が十二分に発揮出来ます。
基礎体力がなかったり、そもそもの足腰の強さやそのスポーツに必要な基礎能力を伸ばさずにいた場合に
壁にぶつかっている理由を応用のテクニックの部分だと考えて応用に時間を費やしたとしたら
レベルアップは確実にしますが、あまり活かすことはできません。
怪我をしてしまったり体力が持たずにイメージ通りにできなくなってしまう状態になってしまうからです。
基本の部分がしっかりして
土台があるから、応用も活きるんです。
なので、壁にぶつかった時ほど基本に戻ることが大切で、「基本忘れるべからず」という言葉もしっかりと長く使われる理由があるとも言えます。
基本が抜けてしまっていたら戻っても頭の中にはありません。
スポーツだと続けないと身体が鈍ってしまいます。
仕事で置き換えると
営業で数字が出ないから基礎を学ぶより
難しい専門用語を沢山使えるようにして「頭の良い人」と相手に見せるように努めたり
仲良くなれないから結果が出ない=もっと積極的に自分から話すようにしようと努めたら
おそらく結果は出ません。
なぜならお客様が求めている内容は努めた内容ではなくて
製品性質やのメリットなど基本的な部分であって
知りたい情報は既に目の前にあるものなんです。
その基本的な部分を完璧にしない状態で営業のコミュニケーションをしたとしても
ごまかしごまかしになってしまったり
基本の部分でさえも持ち帰る内容が増えてしまって信用をされずに
中途半端なことを言ってしまうと大きなトラブルの原因にもなります。
営業としての結果とは何か?
その結果を出すためには何が必要か?
をまずは考える必要があって
表面上の「出来る感」は思っている以上に相手に見破られます。
事務仕事であれ、専門的な仕事であれ
必ず一つ一つの業務に目的はあって
職種ごとに基礎の部分も必ず存在します。
Excelのマクロをとても優れて使いこなせるようになろうとしても
基本的な関数がわからなければ先には進めませんし、実務に落とし込めません。
業務を効率化をするための機能であって、基礎がないとそもそも何に使っていいのかもわからずに
結局業務の目的もわからないと、活用する最適な箇所も分からずに難しいテクニックにこだわっているだけの状態になってしまいます。
やれるべきことがあるのに自分で難易度を上げてしまっているとも言えます。
人事の採用でも
基本的な部分は、会社を知ってもらってその上で相手のことを会社に合わせてしっかりと理解する。
そうすることでマッチするかどうかを判断が出来るわけですが
まず会社のことを相応に理解してないと成り立ちません。
相手に対しても満足のいく説明が出来ずに
「この会社でどのような人材が活躍するか?」も分からないので
一般的に優秀という定義で選んでしまうと
フワフワする部分が非常に多く、ギャップばかりになってしまい結果が出ないだけではなく将来に向けた採用活動なんて出来ません。
自分と対象を理解することで次の手順でやるべきことも初めてわかります。
基本をしっかりと理解していることは
地に足がついた状態と言えますので
地に足をつけ続けることが大切です。
地に足がついているからこそ、応用にも中身が伴って活きてます。
慣れてくると基本の部分を見失いがちで
新人というカテゴリーから脱却するという意識は誰もが持っています。
その時に「新人っぽくない」何かをしようとして空回りするのは
その結果として基礎を疎かにしてしまう、言い方を変えれば
基礎の優先順位を下げてしまうからです。
一度覚えたことでも時間が経つと忘れてしまったり
覚えてると思って安心しきっているとその油断が
本当は意識して注意をしないといけない部分です。
たまにしてしまう凡ミスの原因も多くがこれです。
なので
常に基礎への意識を走らせ続ける
これが壁にぶつかったり上手くいかなかった時に最も大切なことです。
加えて、壁にぶつからないようにするためにも必要です。
何か課題を感じた時に
応用からどうにかしようとするか?
基本に戻って着実に出来ることから対策するか?
確実に計算が出来る選択が必要で
その上で応用はプラスαや次のステップに進むためにあります。
目的と手段を間違えずに
目的を達成するために必要な手段の順番をしっかりと意識してみてくださいね。
今は一年が半分過ぎようとしてきて油断しがちな時期でもあり、一皮剥ける時期でもあります。
自分の足元となる欠けている基礎部分という情報をオフィシャルに習得出来る貴重な時間です。大切にしてください。
新しいことに挑戦するときや変化に対応するときも
基礎がしっかりと固まっているから応用が出来て
その場その場の対応でやってきて基礎が固まっていないと変化に対応出来ずに取り残されてしまいます。
必要な変化であって譲れない部分であれば
それは自分にとって会社をどう思っているか?の判断材料にもなります。
研修の時間や基礎を大切にしてそれでも結果が出なかったり
どうしても仕事に興味が持てずに全く頭に入ってこないとしたら
そもそも相性と適性という問題なので
自分がより活躍できる仕事や自分から進んで興味も持って学べる仕事を、自分の培ってきた傾向から探してみてください(過去の記事でも何度もこの視点はご紹介しています)
それも一つのキャリアの選択です。
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