【書類選考・面接対策】自己PRをしてください!面接でよく聞かれる質問で何を答えればいいの?
まずは自己PRをしてください。
面接でよく聞く言葉だと思います。
面接にたどり着くまでにも自己PRを記入・入力しなければいけない場面も書類選考であります。
自己PRってそもそも何なのでしょう?
商品のPRで考えるとわかりやすいですが
その商品を購入するメリットをアピールする手段です。
買った方がいいですよ!ではなくて、こういう場合は便利で役に立ちます、のように選んでもらうような内容が多いと思います。
元気で明るいです!
誰とでも仲良くなれます!
人と話すのが好きです!
確かに素敵なことです。
ただ、相手に対してどれくらい効果のあるPRになるのでしょうか?
CMなどでPRする際には
ターゲットを選定して、ターゲットに向けた内容で作成します。
大勢が観るものであり
誰が観るかわからないので
効果を最大化するために影響を受けて買ってくれる人を絞り込むわけですね。
ターゲットの幅が広ければ広いほど
内容も広く解釈をできるものになります。
面接の自己PRはターゲットが明確です。
それは面接を受ける企業です。
その企業が欲しいと思う人材であるとアピールすることが自己PRです。
加えて「他者よりも」欲しいと思い選ばれる人材である必要があります。
上記にあります
元気で明るい
誰とでも仲良くなれる
人と話すのが好き
ですと、同じ武器を持つ人材の数は非常に多いです。
その土俵で戦うとしたら「どれくらい」という定量の部分で競うことになりますが
なかなか数字に表し難い部分で
受ける側も判断がより直感的なものになります。
テンプレートで過去に「良く出来た」と思う共通の自己PRを毎回どこの会社の面接でもしている場合は
使いまわせる内容として便利ですが
「使いまわせる」ということが落とし穴で
それは「どこにでも共通」して話せる内容です。
共通項の話です。
とても経験豊富で実績が素晴らしい場合はそれで良いと思います。
そもそも競う相手があまりいない状況で
企業側がどうしても採用したいという前提で選んだうえで面接をしているから上手くいっているということも考えられます。
では、経験や実績で同格やそれ以上のライバルが多い状態の若手などの場合は
誰でも言えるような共通の内容ですと
他の候補者と比較した際にあまり目立ちません。
もちろん、大量採用などで効率化をするために一定の回答基準を設けている場合はそれに沿っていれば問題がないですが
若干名採用などの枠が狭い場合ですと
共通で平均的な内容よりもターゲットに絞った内容を伝えることで差をつけられます。
その「共通」の部分こそが
「うちの会社じゃなくてもいい」という言葉につながったりもします。
本当に志望意欲が高いのに
志望意欲が低いと思われてしまっているやつです。
個人の気持ちだけではなく、どのように伝わったかが大切で、面接も相手ありきということを忘れてはいけません。
その企業に合わせた自己PRに具体的な数字で表せる実績を乗せることで
企業にとってはとても魅力的にうつります。
書類選考であればその内容があって、面接をしてみたいと「選ばれる」のです。
このように就職活動でよく陥りがちなのが
志望動機は企業毎に考えても自己PRを企業毎に考えないケースです。
自己PRの内容が営業のエピソードだとして
応募した職種が事務だとしたときに
例えば「課題解決型の営業で実績を出した」
という内容を伝えたとします。
確かにすごい実績を出したかもしれませんが
大切なのはその経験が応募した職種で「どのように活かせるか」です。
すごい実績だとしても面接官としては
職種に合致しない場合は「すごいね!」という感想しか待てません。
親切だと結びつけてくれる場合もありますが
応募者が多い場合は、実務経験者も多いので
自分から結びつけません。
逆に、なんでその職種を続けないのか?と純粋に疑問を抱いてしまった場合は相手が「営業としてのあなた」に多少評価をしてしまっているので
崩すためのハードルが上がります。
結局は得意で活躍できた仕事に戻ってしまうのではないか?と不安に思ってしまうからです。
少し話が逸れてしまいますが
これは他の業界を受けている場合などにも同様に、その業界に行きたいと言い出すのでは?と不安を抱きます。
面接の目的は事務職としての内定を得ることですので
そこで、課題解決型の営業の軸になった部分がデータ分析や資料作成だったとしたら
事務能力として光るその部分を募集職種と結びつけて
初めて戦える自己PRになります。
欲しいものを決めている人に対して
違うものを買ってもらうのは大変ですよね?
それはあなたが相手が欲しいと思っている物がわからないから起きている場合が多いです。
相手からすれば買うものはある程度決めてるから話す必要はない、と。
もしくは揺るがないとわかりきっている場合ですね。
欲しいものを聞いていた上だとより良いものや更に相応しく見合うものを選んで話せます。
何を買うかは決めているけれども情報を得てから本当に買うか決めたい
という場合は、逆に「判断をするための情報として」提案を求めているということです。
面接はその欲しいものがわかっていますので
自分の経験の中から「欲しい」に値する内容を見つける準備が出来ます。
加えて
企業が「欲しい」以上の内容を気づかせることだってできます。
そもそもその「欲しい」に少しでも含まれないと書類選考も通過しません。
何をアピールしたらいいか?
書類選考を通過したということは
自分自身が提出した書類の中に答えがあります。
それをしっかりと特定して
その企業だけに向けた自己PRをするために企業分析をします。
そうして企業の抱える課題や
自分が実務をする上で生み出せる価値などを
しっかり会話で確認することで差になります。
ありのままの自分でぶつかる。あまり上手くいきません。
とても素敵な人物でもなかなか就職活動で結果を残せない場合は
相手に合わせた準備をできていない可能性が高いです。
不特定多数に対して提案するわけではなく
その面接の時間ではその企業だけに「自分を」提案します。
相手が欲しいものは求人票で確認ができます。
そして、相手が欲しい自分のスキルは自分の書類と経験の中にあります。
その内容は企業によって異なっており
同じ職種でもどの経験を評価しているかは異なります。
ですので、もし就職活動が上手く進んでない場合は共通の内容を土台にしたとしても
応募先の企業が求める内容を意識してアピールする部分を変えてみて(合わせてみて)ください。
話を作るとか出来ないことを出来るとアピールするのではなく
自分の経験の中で企業が「欲しい」と思った内容を見極めてアピールしてみてください。
筆者は過去に全て同じ内容で挑み、玉砕した経験がありますが
この部分の意識が全くなかったために
他者比較や志望意欲を感じないという理由でのお見送りが続きました。
「自分の経験と実績だったら欲しい企業もあるだろう。」
そう考えていまして、ある程度企業分析という形で企業のことを知っているアピールが出来ればいいと考えていました。
数打ちゃ当たれ、どこかしらが選んでくれると。
しかし、本当は
「自分のこの経験はこの企業が必要としてくれるだろう」
と絞り込むことが企業分析の目的で
選んでくれるだけではなく、自分自身も経験を本当に活かせるかを踏まえて選ぶことで初めて対等のコミュニケーションがとれます。
簡単に自己PRは
自分のいいところを「ここがすごいですよー」と単にアピールするのではなく
自分の「その企業にとって魅力的な部分」を間違えずに具体的にわかるようにアピールする時間です。
是非、意識して準備をして実績してみてください。
情報の限界もあると思いますので、その場合は転職エージェントを活用して情報収集をすると作戦も立てやすく良いかもしれません。
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