転職理由で軸となる部分を面接で「しっかり伝える」大切さとその理由

転職活動で軸を聞かれることは多いですよね。
その理由は退職しようと思ったきっかけから考えるとわかりやすいです。

退職理由の根の部分は非常にシンプルで
会社の将来性
人間関係
仕事内容
労働環境
のどれかの場合がほとんどです。

退職をしようと考えている時点で、本人は会社に見切りをつけていて
そこからはどんどん嫌になってきます。
悪い部分を探し続ける状態です。

きっかけとなるようなタイミングが多いのは環境が変わってから早い段階で

これは自分の中で「比較対象」ができているからです。

変化自体がギャップですから、比べてしまいます。

新しい部署であれば前の部署
新しい会社であれば前の会社
新卒であれば学校や学生時代のアルバイト先

加えて、社会人としてある程度の時間がたっていれば

友人・知人の会社と自分の会社
友人・知人の仕事と自分の仕事
その条件や環境も比較対象になります。

隣の芝が青く見えるのは
今の環境にない部分にフォーカスしているからで
新しい環境に縁があって進めた場合には(就職や異動)
新しい環境に今まであったものがない場合が多く
そうやって積み重ねの上でまた比較していきます。

そうなると新しい環境が厳しくなると前の環境にあったものを前の前の環境にあったもの・・・
を繰り返してしまうので、それは良い状況ではありません。

これは面接で「軸」を聞かれることと関係があります。


結局のところ、企業側としても環境依存で判断する応募者を採用することにはリスクがあって

納得して働いてもらうための落としどころがあるかどうかを知るために「軸」を聞きます。


実際の働き方やスタイル、任せる職務の範囲や求めようとしている結果は揺らぎません。

採用は企業にとって課題解決の策の一つです。
そのための投資をします。

その結果、そういった面をふまえて「課題を解決できる可能性が高い人材」を採用します。

「現職よりも前の会社の人間関係のほうが良かったから同じような環境を目指して今回転職します」
と伝えた場合にネガティブにうつるのは

その環境を確実に保証できないからです。


そもそもじゃあなんで転職したの?と思ってしまいますし、変化があって気づいたのだなと理解できても
では同じことを繰り返すのでは?と言う不安に辿り着きます。

軸があっても、環境面は我慢できないことも多いですが
仕事と職場を決めるにあたっての軸があるかないかで結果が変わってきます。

結果とは選考結果だけではなく、上記の良い状況ではない・・・から抜け出せるかどうか?という意味でも大きいです。

絶対に譲れない軸を持っていると
その部分を絶対としてブレなくキャリアを考えることができて
それが環境面だとしても確認するために「軸」としてどんどん話を広げられます。

前の環境が人間関係が良かったが、仕事内容が好きではなかったから転職した。
今の仕事は好きだが人間関係が前のほうが良かったから転職したい。

自分にとって大切な条件であることは理解できますが
それを受け入れる入れないは別問題で
この理由からだけでは「軸」がわからず

面接官の想像に任せることになってしまいます。

相手の想像に任せると言うことは、その人の頭の中のフィルターを通して解釈をしてしまい
伝えたい内容通りに伝わっていない可能性があります。
なのでなかなか手ごたえも感じることができないでしょう。

どのような人間関係の在り方にこだわりがあって
どのような仕事内容が自分の経験を活かせてパフォーマンスをだせるのか
そしてそれはどれくらい譲れない軸なのか

例えば

過剰なコミュニケーションよりもビジネスライクで最低限のコミュニケーションで
職務に集中したほうが結果が出せる。

人事での採用経験が長いが、研修や制度設計まで任されることで深く採用戦略に携われるほうが精度高く結果が出せる。
メリハリをつけて経験職種で結果を出した将来に実現出来ればそれでも良い、など。

それぞれの理由が伝えることができて
面接官が判断をするために必要な考えの軸をこちらから提供することで
ズレのないコミュニケーションが成り立ちます。

面接はコミュニケーションの場ですので
「わかるだろう」「わかってくれるだろう」は悪手で

「理解させる」までが必要です。

それは仕事でも一緒ですよね。

その理解のためにも考え方と軸となる部分は話題の芯の部分として必要で、基にして話を広げることが
聞く側・話す側の前提を作るという意味でも大切です。
道筋がはっきりするからスムーズに進むんです。

結局どうしたいの?と思われてしまうときはこの部分が欠けている状況で

それは考えの整理ができていない準備不足です。


軸なんてない、なんとなくしかわからない場合も多くて
採用する側も仕事として数字に追われて真剣に採用活動を行っているので
その温度感でマッチする確率はより下がります。

面接官はそういった目利きにもたけています。

そんな場合でも、内容が具体的であればあるほどミスマッチも防ぐことができます。

本心を探ったときに
上手く言葉にできない、表現がわからないだけのケースは多いですので
それを面接用にブラッシュアップしてくれるのが転職エージェントでもあります。
自分自身で考えることが難しい場合、あまりうまくいかないときは活用を考えてみてください。

そういった思考性を評価してくれる今までたどり着けなかった企業を教えてくれることだってあります。

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