何をすれば良いか教えてくれるけど方法を教えてくれないことが多くて困ってしまった時に出来ること

わからなかったらしっかりと確認をしなさい!

仕事の内容はもちろん、職場のルールやどうしていいかわからなくて困ってしまった時に追い討ちをかけてくる言葉です。

「確認をする」というやるべきことは教えてもらえますが

「どのように」したら良いのか?は教えてもらえる機会はあまりありません。


お客様の要望をしっかり聞いてきて!

「ヒアリング」をすることは教えてもらえて
質問シートなどがあれば何を聞けばいいかもわかりますが

「どのように聞いたら良いのか?」はあまり教えてもらえません。


この資料をまとめておいて!

資料をまとめなければいけないということはわかりましたが

どのようにどういう方法でまとめたら良いのか?はその指示だけではわかりません。


このように何をすれば良いか?は伝わりますが
どのように?やどういう方法で?を細かく教えてもらう機会って稀です。

手取り足取りという言葉があるように
教える側からすれば
一から細かく100%以上を教えるとなると相当な労力になります。

それこそ、すべてを教えてしまうと
いつでも誰かが教えてくれるから自分で考える力を鍛えられないと考える人もいて
それもその通りだと思います。

そういう意図である場合は「一旦考える」時間があって
わからなければ答え合わせをする時間がありますが

「わかっていて当然」という考えで指示を省略している場合は
「こんなこともわからないの?」と言われて
自分で調べろとかもっと考えろと言われ

結局答えに辿り着けなくて自信を失ってしまいます。


退職理由で良く聞く内容ですが
会社がしっかりと面倒を見てくれずに放置をされるというのは
こういったやり取りから成り立ってしまいます。

指示を出す側としても上記のように負担が大きいので「誰もがわかること」は省略します。
言われた方も知っている内容を何度も言われたら不快と感じる人もいるので、実は気遣いであったりもします。

ここまでご覧いただいて察する方もいると思いますが今回は

「誰もがわかること」

がポイントです。

「誰もがわかること」を知らないことが問題ではなく

「誰もがわかること」を知らない人がいるのに「誰もがわかること」と認識しているために生じるギャップに問題があります。


なんで誰もがわかると思ったのか?

コミュニケーションの中で
当たり前のことだから言わないでもわかるだろう
普通だったらこうなるだろう
と思った場合は少し大丈夫かな?という不安がある状態です。

自分で対応する場合はその通りになるでしょうが
違う人が対応する場合は必ずその通りになるわけではありません。
だからマネージメントは難しいのですが

「だろう」と少しでも断定出来ない場合は

その不安を拭う必要があり「確認」をします。


ただ、「誰でもわかること」と断定していると
確認もせずギャップを見逃して「当たり前が出来ない」という単純にマイナスの反応をしてしまうので厳しくなります。

だからこそ

相手にわからないということを知ってもらうのはとても大切なんです。


当たり前だ!と言われたら萎縮して知っているように振る舞ってしまいます。
そうなるとミスが起きた時に初めて気づいてもらえることはありますが
運が良くミスが起きないと

相手は知らないことを知らないまま

自分はその本当の内容を知らないまま

指摘を受けるべき・するべき理由が双方の中でなかったことになったまま年月が過ぎてしまいます。

そういった事態を引き起こすのが
最初に紹介をしました「どのように」の部分です。

指示内容の「なにを?」部分の単語だけは実際に「誰でも知っていること」です。

ただ、その中身って人や会社によって好みや方法が異なりますよね。


誰もが知っている行動や仕事の名称だから大丈夫だろうと思って
隠れてしまうんです。

目的があればなんとなく予想が出来ますが
なんとなくでは不安ですので
考えを伝えて認識のズレがないか確認をします。

「自分で考えないといけない」と言われると

捉え方が広すぎて逆に何も出来なくなってしまうのですが


ゴールがわかると逆算は意外と出来ちゃうもので
そのように

逆算して確認すべき内容をまとめている

これが「自分で考える」の一つの形です。

実際はどうするか?を自分で考えて企画をして
実行をして結果を出せて初めて評価をされますが
それは担当を持ったりプロジェクトを進めたり
自分が責任を負って成果が出るか出ないか白黒をつけるという規模の話であって
キャリアを作るために意識をして取り組んでいくべきことです。

今回のポイントである「誰もがわかること」で疑問を抱くのは
そんなに大きな話ではなくて日常的なコミュニケーションの中で起こる身近な出来事の場合が多いです。

同じ会社だから仲間なのになんで教えてくれないの?とか
知らないことを仲間なのになんで責めるの?
とか

身内だからこそ起きるものです。


お客様が商談で全てを教えてくれないとして
というか、そもそもすべて教えてくれるわけがありません。

何をするかを教えても
どうしたら良いか?を教えない〜

知ってる知らないも人それぞれで
隠れてしまっている本来知らなければいけない部分(どうしたら)を知るために行動をして
どのような反応が返ってくるのか?

突き放されることもあるでしょう。
知っていると勝手に決め付けてごめんと教えてくれることもあるでしょう。

自分で考えるとは姿勢の話であって

自分で考えることの本来の目的よりも

当たり前に言葉のままにそういうものとだ思って使っているとしたら

きっと他のことに対しても同じような感覚でコミュニケーションが進むということでしょう。

それがやり易いという人もいますし
そうではない人もいます。

当たり前だと思っていることだとしても

どこまでの干渉が許容されていてるかは職場の相性を見極める上でも非常に重要です。


知らないことを伝えるのは恥ずかしいことでは全くなくて

知るために必要な最初のステップです。

ただ、弱味を見せることは勇気が必要で
(決してそんなことはないですが)

その時に自分にとって今の職場がどうなのか?が見えるでしょう。

当たり前という認識や言葉のままになんとなくの発言こそ早い段階で目線を合わせないと
どんどん迷路に迷い込んでしまい、気づいたときには遅かったり

なにより

年数が経てば経つほど「当たり前」は増えていくので確認をすることが気持ちとして難しくなってしまいます。


知らないことを知らないと認めて勇気を出して確認することが

実は上手くいっていない状況を改善するための大きな対策です。


キャリアの相談をプロにする場合も
知ってることを知らないと言うとナメられてしまうと思うでしょうが
知らないことを知らないとサポートもできませんし、表面上を取り繕って中身がないと結局目標である自分に合った新しい職場への転職は実現が難しくなります。

是非参考にしてみてください。

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