職場で誰かと誰かの感情と感情の板挟みになってしまって困った時に

仕事だと誰かと誰かのコミュニケーションの間に入らなければいけない機会は多いですよね。

スムーズに進めば良いですが

お互いが嫌いな人同士の間に入る場合は困ってしまいます。


そもそも、仕事で残すべき結果を目指すために建設的な話が進んでいたらゴタゴタしません。

良い結果を出すためにそれぞれが持っているアイデアを議論するのであれば
それは「より良い」仕事をするために必要なことです。感情をぶつけあう状況とは異なります。

何かしらネガティブな先入観がある場合に、だいたいは感情が優先してしまいます。

日ごろの仕事への取り組み姿勢などはとても大切で、普段から頑張っていることを見ていてくれて
失敗してもポジティブな感情で接してくれる人はフォローをしてくれます。
そう言った場合は直接コミュニケーションをとりますよね。

逆に日ごろの仕事への取り組み姿勢がネガティブに積み重なった結果として
何を言っても話にならない
希望を叶えてくれない
仕事を一緒にしたくない
関わりたくないから接する機会を最低限にしたいと思った場合に

誰かが間に挟まれます。


直接やってくれよ!と思うでしょうが、直接やりたくないし
何より直接やったら感情的になってしまい何も進まないため
伝令役として誰かが存在してしまう、そんな状況です。

厄介なのはその伝えなければいけない内容も修正だったりやり直しだったり、片方にとっては手間がかかってネガティブなもので言いづらい内容が大半だと言うことです。

そもそも普段から信用をしていないと
他の人なら許してしまうような内容でも厳しく見ているため
気まずい中で更に煽るような内容を伝えなければいけません。
これは経験したことがある人ならわかると思いますが
板挟みになった存在だけが双方に気を使わなければいけないという誰も幸せにならない状況です。

仕事ですから成果は求められますし、雇われた立場としてやらなければいけないこともありますので
前に進むための手段として「直接やらない」という方法を取っているわけです。

とはいえ、挟まれた人はたまったもんじゃありません。
間に挟まれると、片方の発言をそのまま伝えるとよりエスカレートしたり
事実をそのまま伝えないと、どこかで錯綜し両者からのサンドバックになってしまうためです。

そこに更に自分自身も感情でぶつかると収集がかなくなり、結局は実務が進まず自身に返ってきてしまいます。

どちらか譲歩すればすぐに解決するような内容でも、優劣をつけようとするとなるとそんなわけにはいかず
決定を出来る範囲は役職毎に異なりますが、その線引きが緩くなってしまい余計に「任された」状態になっているとも言えます。

その際はより慎重に言動を選ばなければいけません。

何故なら感情の下トラブルが起きてる状況で権限以上に任されている状態なので、結局「あなたが悪い」と巻き込まれている側が当事者にされてしまうからです。

仕事では接する人を選べない立場のほうが多く、指示が下りてきたらそのように対応をしなければいけません。

社内なんだから仲良くしなよと思うでしょうが

様々な考えや意図が存在するのが会社でもあって

意外とこういった機会は多いです。

どちらにも共感していたら最悪二人から共通の嫌いな人にされてしまうかもしれない。
ただ、立場的にどちらかに寄らないといけない場面もあるでしょうし
仕事なんだから割り切って欲しいと思うでしょうが、こういった時にどうしたら良いか?

良くアドバイスとして受けたことがある

「冷静でいる」ことです。


感情的にならず冷静にと言いますが
具体的に冷静でいるということは冷たくしたりすることではなくて

やるべき仕事を見失わないことです。


コミュニケーションの方法ではなく意識の持ち方です。

このコミュニケーションの中で本来は何をしなければいけないのか?

何か目指すべき結果があるから挟まれてしまっているわけで

周りは既にそれ以外の方向を向いてしまっています。


そこで機嫌を取りにいったりすると

全員がそもそもの目標を見失い

それが何かを進めるために有効な方法であるのなら別ですが
それこそ何のために過ごしている時間なのかわからなくなってしまいます。

例えばですが
お客様からクレームの窓口対応をあなたがしていて
Aさんが関わる仕事だったときにAさんに対して状況の確認が必要で
決定に関してはBさんに確認が必要だとします。

その際にあなたを介して二人が感情的にどちらが悪いとバチバチしていてると何も進みません。
窓口として決定権がない状態では困ってしまうと思います。
任せるよ!と言われても本来対応するべきは他の人なので当事者にされるべきではありません。

この時に優先すべきは出来る限り早いお客様への謝罪と補填対応であって

その理解があるかどうかで行動は変わります。

誰もが責任は負いたくないですし
誰もが自分のミスにしたくないので
ミスも言いようでミスではなくなると考える人は
何かしら穴を見つけて主張して回避をしようとしますが
それは後でするべき話であって

今やるべきことを見失ってはいけません。


だからこそ日ごろの仕事の取組み姿勢に対して良い印象を持ってもらえないという形で循環をして
繰り返してしまいます。
そうでなければこういった急な事態が発生した時にやるべきことから目線がそれることはない=このようなコミュニケーションは発生してないでしょう。

このように同じ人物が同じようにトラブルを起こす職場でしょうから
それがわかっている以上は
「冷静に」事前に外堀を埋めるためにメールでレスを残したりすることで

後ほど何も言えない状況を作り対策をしていくことも得策です。


理不尽なコミュニケーションがなぜか繰り返される理由もこういった部分にあるかもしれません。

でも、結局この無駄なやりとりがストレスだと考えると
職場環境自体に疑問を持ってしまうかもしれません。何を頑張っているのだろう?と。それこそ本来やるべきことが見えているからこそ。

その場合はしっかりとした意識で仕事が出来る方なので合理的に働ける相性の良い職場を
探してみても良いかもしれません。

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