良かれと思ってやってあげたら怒られてやる気がなくなった!指示待ち人間にならないために自発的に行動をしたのになんで?

職場で仕事を振られると先に予想をして
先回りでやってしまったり
話を聞いていて良かれと思ってやってしまった経験はある人が多いと思います。

もちろん、先回りで相手が欲しいもを早く用意できれば
「仕事ができる」という印象を与えることも多いです。

逆に良かれと思ってやってあげたのに、提出したら勝手に行動したことを叱られダメ出しを受けて

なんでやってあげたのに文句を言われなければいけないの?と思ったことがある人もいるはずです。


そういった経験があって余計なことはしないようにしようと決心した、そんなエピソードがあるとしたら
まずはなんでそのような事態に陥ってしまったのかを考えてみましょう。

「指示待ち人間」に否定的な世の中ではありますが
会社での仕事は基本的に上長が部署の仕事をコントロールして
人員や能力を考慮して、仕事を細分化して振り分けることから始まります。

その前提から通常の姿勢と指示待ちとの違いというと難しいですが

「役割」と考えるとわかりやすいです。


上長はあなたに期待する役割を考えていて、その領域で活躍してほしいと期待しています。
適切な仕事の配分を考えているならなおさらです。

例えば、とある仕事に関して
既に別の人に任せるイメージを思い描いていたり
自分自身ですぐに終わらせるイメージがある場合に
そのプランに含まれていない人物が見切り発車でしっかりと要件も確認をせずに進めてしまったら

「自分の仕事をやらないでなんで勝手にやったの?」と考えます。


しっかりと要件を確認していないので、当初のイメージに対しては条件を満たしていないギャップ前提の完成度になるのでネガティブなイメージになります。

そのイメージを超えるビックリするような成果物を提出して初めて評価をされるのでハードルも上がります。

なんでも挑戦するとかやってみるというのはとても良いことです。
しかし、役割外の仕事を勝手にやると暴走していると思われてしまうのは

本来自分が任された仕事に使うべき時間を別のことに充てているので、結果として求められる成果が伴わないからです。


加えて、要件を確認しておらずにイメージだけで進めるので本来「確認」ありきのステップが欠けますので
一種のギャンブル要素が強くなります。

やってあげたのに⇔なんで勝手にやったの?


と、かみ合わない状況になるからこそ
本来は発生しなくてもいい後発的な確認作業が双方の負担になるので
お互いのストレスになってしまうわけです。

実際にこういったケースが起こる場合は
大抵が大まかに情報を耳に挟んでいる状況だと思いますので

「やってみていいですか?」の一言があるだけで状況は大きく変わります。


この一言の効果はとても重要で

任せてくれる場合は要件の確認を出来ますし、他の人に任せる場合は本来の自分の役割を再確認もできます。


評価の対象になるかならないか
仕事になるか迷惑な行動になるか
一言の確認で変わります。

どうせ自分がやるんだろうと思って先に準備をするのは良いですが
成果物は上長のイメージの中にあり

指示が下りてくるタイミングを待つ必要があります。

そうでないと見切り発車になります。

会社に属して部署の仕事をしている以上は
上長が判断する優先順位のもとで、しっかりタイミングを待って
納期までに完成させるのが一番シンプルなルールです。

役割があるから組織が機能しているわけで
全員が自由に好き勝手にやると
何もうまくいかないというよりも
結果が全く読めないために
先を見据えた動きが必須になるビジネスにおいては上手く回らなくなってしまいます。

ある程度の範囲を任せてもらえて
自分の判断で決めていける環境もありますので、相性によってそういったほうが活躍できる場合もあります。

ただ、どこの環境でも共通していることは
仕事が何もできない(計算できない)状態で
広い範囲を任せることはリスクが高くて
上記のような環境でも、ある程度の経験が伴っている場合や
相応のリスク対策ができているから裁量の高さを実現できるわけです。

ニュアンスが難しい内容になってしまいましたが
「指示待ち」からの脱却のために前向な動き方について
失敗しがちなケースをご紹介しました。
やりたいようにやることが許されないわけではなく

求められていることに対して結果を求められるという基本構造があって

サラリーマンという立場は成り立っていると理解するだけで
攻略方法やキャリアの組み立て方など視点が変わってきます。

不満を抱いて、周りとかみ合わないときは

考え方の構造自体にギャップがある状態です

ですので、我慢してどうにかなる話ではなく
理解して適切な対応をすることが必要です。
同じスタンスで我慢し続けても根の部分が変わりませんので
なかなか「解決」はしません。というかできません。

価値観や仕事観はみんなが異なり、その中で戦っていく必要がありますが
根の部分の価値観が近ければやりやすく
遠い場合は相手を理解してその都度行動をするかどうか判断することも必要になります。

なんでこうなってるんだろう?には必ず理由があって
知っていると知らないで結果も大きく変わってきます。
良いか悪いかではなく理由があってそうなるわけです。

言われたことではない仕事をするときは、基本はイメージの範囲外です。
そういった時は人はより慎重になりますし、自分の独断で1から考えて判断をするのでハードルもあがります。
それで余計なことをするな!と怒られてしまったら怖くなってしまいます。
その理由は前述しましたが

だからこそ、待っているのが正しい判断と思ってしまうことも多いです。


自分の業務の領域を把握して、「勝手に」とされてしまわないための意思表示のステップを踏んで必要な範囲でトライしていきましょう。

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