理不尽な指示に負けないための対策を!まずは構造を理解することで今後どうすべきか考える
満員電車でいつも大変な思いをしながら通勤をして
会社では嫌なことがあり、振り回されたり納得が出来ないことが多いからストレスも溜まります。
社会人として組織に所属して
日々笑顔で働いている人はとても幸せだと思います。
人生の大半は仕事をして過ごします。
あなたはどこにモチベーションを感じていますか?
逆にモチベーションが下がる時はどんな時でしょう?
頻繁にでてくるワードが「理不尽」です。
例えば
上司から「君に任せるから」と指示を出されると
「任せてもらえた♪」とモチベーションが一気に上がります。
ただ、その言葉には大きな落とし穴があり
それがモチベーションを下げる原因になります。
少し考えてみてください。
あなたは何をどこまで任せられたのですか?
①自己判断ですべて決定まで持っていき
問題が発生して
上司「なぜ相談しなかった?」
あなた「いや、任せるっていいましたよね?」
②自己判断で進めるも壁にぶち当たり
問題が発生して
あなた「これはどうしたら良いのですか?」
上司「それは君の仕事だよね?」
事前に権限と責任の範囲と内容を確認することは非常に重要です。
ただ、「任せる」と言われたら
普通は「全権を任せる」と思ってしまいます。
なので油断して確認をしないケースが多く
その結果、①②のような事が起きてしまいます。
こうなると混乱の迷宮にどんどん深入りしてしまい
「結局は何も任せてないじゃん」となり
期待とのギャップで著しくモチベーションが下がってしまいます。
確認しない部下だけが責められがちですが
上司も「何をどこまでどのように任せた」のかを説明していないという事は大きな問題です。
最悪なケースでは
質問をしたところで
「自分で考えて」
「あなたの好きにしていいよ」
という返事が来た場合は軽く責任放棄に近いので
「何かあったら責任とれよ」の裏返しでもあります。
①②に関しても、このように言われてから発生するケースが非常に多く
どうしていいかわからなくなる方は多いはずです。
社内で評価される、かつ、決めやすい仕事のみ細かく指示を出し
みんなが嫌がる難しい仕事に関して「任せる」と言ってくる上司は赤信号です。
なぜなら、上司のほうが経験があり、経験則から回避できる範囲が広く
あなたが新入社員やまだ経験が浅い時期場合は
それが危険な仕事かどうかの判断ができる範囲が狭いため
重ねると「押し付けられている」と捉えるようになってしまうからです。
上記で言うと「必ず何か起きるから責任とれよ」とも言える場合もあります。
実際に押しつけているわけではなくても
本人の認識が「押し付けている」の場合はもはや同じであり
仕事に対する使命や目的は見えなくなります。
こうして、典型的な「やらされている仕事」の出来上がりです。
今の状況は試練や乗り越えなければいけない壁であり
乗り越えて成長できる、と謳っているとしたら・・・
非常に将来が怖いですね。
本来起こりえないミスを「組織として」あえて起こしているということで
その際に起きるコストやリスクを考えられていないことが
実は一番の課題だったりします。
あなたが起こすであろう「ミス」もコストがかかっています。
必要な失敗はもちろんたくさんあります。
偶発的に生じたミスのトラブルシューティングは非常に重要です。
ただ、今回に関しては防げる可能性のあるミスです。
説明に使う10秒程度で防げるミスが原因で何時間、何日間を無駄にするというより
マイナスにすることは純粋な不利益です。
これがお客様との事例の場合で
「まあ、経験だから」
「トラブルシューティングのトレーニング」
という「指示を出した人的にポジティブ思考」でとらえている場合は
表には出ませんが、とても信頼なんてできませんね。
この負のスパイラルに抗う手段は
「確認」することしかないです。
内容と範囲を「確認」しメールでレス(記録)を残し
細かく「報告」すること。
そもそも相談を受けつける気がないケースが多いので、この二つのみです。
それで問題の責任転換をされるような環境なら
「あなたの仕事でしょ?」が頻繁に使われて、別のメンバーに相談しても
「私の仕事じゃないから知らない」という空気の職場なら
少し環境を変えるという選択肢を持ってもいいかもしれません。
我慢することも大事だとは思いますが
部署内での「便利屋」になってしまっていると自覚できる環境なら
今後も都合いい様に使われ
将来自身に部下ができた場合も同じようなマネージメントをしてしまうことでしょう。
(これは無意識に身についてしまうから怖いです)
あなたを活かすも潰すも会社次第です。が
あなた自身の努力をもっと活かすも潰すもあなた次第です。
一度立ち止まって、自分ならそうはならないと思うなら
そうならないための環境を見つける作戦会議をしてみるのも一つです。
私も同じように疑問を感じ、転職エージェントの方へ相談したことがあります。
今回は「理不尽」の一例を紹介しました。
部下は選べても上司は選べません。
このような疑問を感じている方は「マネージメント意識」を持っている
優秀な方なはずですので、是非、自身の経験や考え方を活かして活躍していただければ幸いです。
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